獅子の子落とし/獅子に牡丹 (脇障子(左右)・右欄間)
獅子は子供を生むと、その子供を高い崖の上から落とし、自分の力で無事によじ登ってきた強い子供だけを自分の子供として育てるという言い伝えがあります。
想像上の動物、獅子の強さを説明する言い伝えであるとともに、わたしたち人間の子育ての参考にもなる話ではないでしょうか。どんな困難にもくじけず最後までやりぬく強い子供に育ってもらいたいという親の願いがこめられているものとも、いえるでしょう。
本のスキャン(仮)p.19獅子に牡丹 調査中
欄間 右 解説 p.19
解説は「獅子の子落とし」と共通の文章
本のスキャン(仮)p.19獅子の子落とし 左の写真 調査中
脇障子 左右のうち(写真は頁上の左側) 解説 p.19
「獅子の子落とし」(脇障子、左右)。実際の左右の取り付け位置は未確認
本のスキャン(仮)p.19獅子の子落とし 右の写真 調査中
脇障子 左右のうち(写真は頁上の右側) 解説 p.19
同上
出典:森の祭り(森の巻) p.19(書き起こし・書き起こし(未校正))
龍虎 (左欄間)
中国の昔の書物に、「龍は雲を呼び、虎は風を起こす」「雲は龍に従い、風は虎に従う」などという言葉があるそうですが、「龍」と「虎」の組合せについては、特に物語がある訳ではありません。ただ、龍も虎も、ともに特別すぐれた強い力をもったものとしてこの二つを対にして画にしたものではないかと思われます。そこで、特別強いものどうしの対決を表す「龍虎の争い」などという言葉もできてきたというわけです。
出典:森の祭り(森の巻) p.20(書き起こし・書き起こし(未校正))
大国主命(オオクニヌシノミコト)と因幡の白兎 (御簾脇、右)
大国主命には八十神(ヤソガミ)といって大勢の兄弟がありました。因幡(いなば)の国の八上媛(ヤガミヒメ)という美女を、我こそは自分の嫁にしようと一同揃って出かけた時のことです。
みんなは、一番おとなしいオオクニヌシを家来のように扱い、自分たちの荷物を全部まとめて袋に入れ、持たせました。
荷物が重いため、兄弟たちから大分遅れたオオクニヌシがとぼとぼと因幡の国の海岸まで歩いてきました。すると、浜辺に一匹の兎が皮をむかれて丸裸になって泣いていました。やさしいオオクニヌシがわけをたずねると「大水の時、私は隠岐島(おきのしま)に流され、そこに住んでいました。何とか本国へ帰りたいと、海にいる鰐鮫(わにざめ)に、私の仲間とあなたの仲間とどちらが多いか数えてやろうと言って島から一列に並ばせ背中の上を、ぴょんぴょんと数えるふりをしながら本国へ近付いてきました。あと一歩というとき「やーい、間抜けめ、うまくだまされたなー」と叫んだとたん、一番はずれの鰐鮫に足をかみつかれ、すっかり毛をむしり取られてしまいました。先程通りかかった神様たちが、海の水で体を洗い、風にあたっていれば治ると教えてくれたので、その通りにしたら、身体中ひびわれたようになって痛くて痛くて・・・」これを聞いたオオクニヌシは、「それは大変、すぐ河口に行って、真水で全身を洗い、蒲(がま)の穂を敷いたうえに寝ていなさい。」と教えてやりました。すると、たちまちもとの白兎にもどることができました。「あなたは、立派な方です。あなたこそ、八上媛と結婚なさるでしょう」という兎の言葉どおり、オオクニヌシは、媛と結婚することができました。
本のスキャン(仮)p.20大国主命(オオクニヌシノミコト)と因幡の白兎 調査中
御廉脇 右 解説 p.20-21
解説はp.20から21冒頭へ続く
出典:森の祭り(森の巻) p.20-21(書き起こし・書き起こし(未校正))
牛若丸 (正面欄間)
源氏と平家の戦で源氏が負け、大将の源義朝は殺されました。その子供達は命は助けられましたが、頼朝は伊豆へ流され、今若と音若は武士になって、はむかってこないように鞍馬山の寺へ預けられました。一番小さい牛若丸も、七歳になると、鞍馬山の寺に預けられました。そのうち、牛若もだんだん物がわかってきて、父親が平家のために殺されたことを人から聞きました。「おれは、坊さんなんかになりたくない。早く大将になって平家を滅ぼし、父のかたきを討ちたい。」それから、毎晩、人が寝静まったころ、鞍馬山の山奥、僧正が谷というところへ、こっそり出掛けるようになりました。大きな木が茂って昼でも薄暗いところです。そこで牛若は、一人で剣術の練習を続けました。ある夜のこと、その姿をじっと見ている男がいました。鼻の高い、見上げるような大男です。「お前はだれだ。」牛若がきくと「おれは、鞍馬山に住む天狗だ。お前の剣術は、へたで見ていられない、今夜からおれが教えてやろう。」「それはありがたい、ぜひ教えてください。」毎日の訓練で、牛若丸の腕はぐーんと上達しました。これを知った和尚さんは、このことが、平家に知られては大変と、牛若の髪をそって、早く坊さんにしてしまおうとします。これを知った牛若丸は、坊さんにされては大変と、鞍馬山をこっそりと抜け出します。
五条の橋で出会った弁慶を家来にし、その後、やがて、兄の頼朝と力を合わせ、平家を倒します。
出典:森の祭り(森の巻) p.21(書き起こし・書き起こし(未校正))
花鳥 (支輪)
今にも飛び出してきそうです
出典:森の祭り(森の巻) p.22-23(書き起こし・書き起こし(未校正))
宝づくし (浜縁下)
縁起のいい八つの宝物を集めた文様で、インドから中国へ、さらに日本へ伝わったと言われる。
出典:森の祭り(森の巻) p.23-24(書き起こし・書き起こし(未校正))
力神 ((部位の記載なし))
図柄とともに、つける場所によって力強さがちがって見える
出典:森の祭り(森の巻) p.24(書き起こし・書き起こし(未校正))