祭りを知る
本に記された、神社と祭礼の記録です。また、本が書かれた当時(森の巻は平成3年)の祭りは「11月1日〜3日」でしたが、現在は「11月の最初の金曜・土曜・日曜」に行われます。このページの日程表は、本の記載のままです。
「森町」について
静岡県西部地方、遠州地方にある森町は、「遠州森町」として森の茶・原産地としての次郎柿・森山焼等の産物、森の石松の名とともに全国的に知られています。
北、東、西の三方を緑の山々に囲まれていることから「三木の里」とも呼ばれ、その中央部を北から南に、鮎の泳ぐ太田川の清流が流れています。
森町は昔、太平洋岸から信州(長野県)へ塩や海産物を運ぶ「塩の道」と呼ばれる「信州街道」、秋葉神社への参詣の道「秋葉街道」の要地・宿場町として栄えてきました。
市街地は太田川に沿って細長く南北に続いていて、道通りはせまく左右に、斜めにと曲がり「すじかったか森の町」と呼ばれていました。また、裏通りを歩くと、いくつもの白壁の土蔵(森では「おくら」と呼ぶ)が見られ、繁盛していた昔をしのぶことができます。
このように歴史の古い森町には、蓮華寺・小国神社・大洞院・天宮神社等の古い寺社が豊かな自然のなかにたたずんでいて「遠州の小京都」ともいわれています。また一方、新しい施設として、体験の里「アクティ森」も作られ大勢の人々が訪れ賑わっています。
江戸時代の、森町村・天宮村・城下村・向天方村・橘村が合併し、森町(旧、森町)ができたのは明治22年のことです。
この森町(旧森町)と、天方村・一宮村・園田村・飯田村が昭和30年に合併、昭和31年にはさらに三倉村・小笠郡から嵯峨野・中塚が合併、現在の森町ができ上がりました。
出典:森の巻 p.4(本の文章のまま)
「森の祭りと神社」について
毎年、11月1日から3日まで「森の祭り」が繰り広げられるのは、上記の旧森町と旧飯田村の一部(戸綿地区)を含めた地域、つまり、森町の中心部なのです。
「森の祭り」に直接関係する神社をあげてみると、「三島神社」・「谷本神社」・「天方神社」・「稲荷社」、それから、お旅所となる「金守神社」です。
「三島神社」は、仲横町にあり、大山祇命を中心に祀っており、祭りには神事の他「開始宣言式」・「屋台清祓」の場・「神輿渡御」・「舞児還し」の出発地などとなっています。
「谷本神社」は、城下地区にあり、須佐之男命を中心に祀っていて神事は11月2日に行なわれます。
「天方神社」は、向天方地区にあり、須佐之男命を中心に祀っていて神事は11月3日に行なわれます。
「稲荷社」は、戸綿地区にあり、神事は11月3日に行なわれます。
「金守神社」は、栄町にあり、祀られているのは、天之御中主大神・金刀比羅大神などで町民からは「こんぴらさま」と呼ばれています。お旅所として「神輿渡御」の到着地や「神輿還御」の出発地になっています。
出典:森の巻 p.4-5(本の文章のまま)
「森の祭りの歴史」
森の祭りの始まりはいつごろかはっきりしませんが、三島神社の素朴な祭礼として古くからあったものと思われます。祭りが現在のような形になってきたのは、町が大変繁盛してきた江戸時代からではないかと思われます。その後、一時中断があったものの、種々の出来事や、改革等の繰り返しによってますます盛んになり、わたしたちの財産である現在の「森の祭り」が出来上がってきたのです。
出典:森の巻 p.5(本の文章のまま)
森の祭りの日程
開催日は、毎年「11月の最初の金曜・土曜・日曜」です。
下の表は、本(森の巻 p.5-6)に載っている日程で、日付は本の記載のままです。本には「11月1日〜3日」とあり、現在とは日付が異なります。
11月1日
| 10:00 | 各屋台行動開始、自町内回り |
|---|---|
| 12:00 | 全屋台、三島神社へ集合。「森の祭り」開始宣言式、屋台清祓を行なう |
| 13:00〜21:30 | 各社独自の行動 |
11月2日
| 8:00 | 各屋台行動開始、全屋台城下へ |
|---|---|
| 10:00 | 谷本神社本祭(平行して三島神社でも本祭) |
| 10:30 | 各社独自の行動 |
| 13:00 | 谷本社・凱生社・慶雲社以外全屋台、三島神社集合(三島神社神幸祭) |
| 13:40 | 神輿渡御三島神社出発(全屋台従う、谷本社・凱生社・慶雲社は途中から合流)森町中心部を一周後、金守神社へ |
| 15:30 | 金守神社着後、御旅所祭り |
| 16:00〜22:00 | 各社独自の行動 |
11月3日
| 8:00 | 各屋台行動開始、全屋台向天方へ |
|---|---|
| 10:00 | 天方神社本祭 |
| 10:30 | 各社独自の行動 |
| 12:30 | 全屋台、栄町 金守神社集合。還幸祭 |
| 13:00 | 神輿還御、金守神社出発、三島神社へ(全屋台従う)。途中で一部屋台が分かれて、戸綿地区へ |
| 14:30 | 稲荷社本祭 |
| 15:00 | 神輿還御が三島神社到着後、終祭。以後、各社独自の行動 |
| 17:30 | 全屋台、三島神社集合。舞児還祭 |
| 18:00 | 舞児還し開始。全屋台一台ずつ舞児を乗せて自町内へ。舞児還し終了後、各社独自の行動 |
| 23:00 | 「森の祭り」終了宣言 |
出典:森の巻 p.5-6。日程は年度、天候等によって変更されることもある(本の注記)。表の日付(11月1日〜3日)は、本の記載のまま。
写真:森の巻 p.6(本のスキャン)。