屋台に刻まれた物語English

屋台をめぐる / 南(飯田(山名神社))

城栄社 城北

城栄社(城北)の屋台
本のスキャン(仮) 屋台物語 南の巻 扉 p.37(1994年刊)

基本情報

読みじょうえいしゃ(じょうほく)
落成年購入年 昭和61年(落成年 昭和2年)
社名の由来昭和52年から4年間かかって出来た新興住宅団地で、昔の飯田城の北にあたることから「城北」と名付け、この町内がますます栄え発展することを祈って「城栄社」と命名した。
工匠昭和2年向天方青年団員が完成したものを譲り受ける。
彫刻早瀬利三郎(当時掛川市在住)・高橋伊平(袋井市山梨)
塗装村松定助(当時森町川原町在住)
車輪不明
御廉の社名揮毫瀬川喜八郎(袋井市下貫)
備考建具製作:山本伊三郎(森町)。この住宅団地が出来た当初、小学生は祭りには隣の町内会に参加していた。昭和59年に青年会の人々がみんな日曜日ごとに集まり、素人集団で5ヵ月かかって手作りミニ屋台を完成、大喜びの子供達ともども引き回したのが始まり。昭和60年、公民館・格納庫の完成、青年会、町内会の々の会合を以て森町向天方(慶雲社)から屋台の購入を決定。昭和60年度森の祭りの後に譲り受ける。ミニ屋台は町内だけの引き回し用とする。法被のデザイン・社名は、青年会で決定したもの。大正14年から森町向天方の青年団20余名が、親たちの反対を押し切って資金調達から、建築まで行い、昭和2年についに作り上げたもの。その9年後、昭和11年に中老等の援助で彫刻を付け塗装もして完成した。

出典:屋台物語 南の巻 p.38

彫刻

浦島太郎 (右欄間)

昔、浦島太郎という人がありました。ある日、浜を通ると、子供が大ぜいで亀をつかまえて、おもちゃにしています。かわいそうに思った浦島は、子供からその亀を買って海へ放してやりました。

それから二三日たった後、浦島が舟に乗ってつりをしていると、大きな亀が出てきて、「この間はありがとうございました。お礼に竜宮へつれていって上げましょう。背中へお乗りください。」と言いました。

浦島がよろこんで亀に乗ると、亀はどんどんと海の中へ入って行き、間もなく竜宮へつきました。

竜宮では、乙姫さまが浦島の来たのをよろこんで、毎日いろいろなごちそうをしたり、いろいろなおどりをして見せてくれたりしました。

浦島は面白がって、家へ帰るのも忘れていましたが、そのうちに家に帰りたくなってきました。

「いろいろとお世話になりました。あまり長くなりますので、そろそろ帰ることにしたいと思います。」と言うと、乙姫は「それはまことに残念でございます。それでは、この玉手箱をおみやげにさし上げます、どんなことがあってもふたを開けてはいけませんよ。」と言ってきれいな箱を渡してくれました。浦島はまた、亀に乗って海の上へ出てきました。

村へ帰ってみておどろきました。

父も母も死んでしまって、家も無くなっていて、様子がすっかり変わっています。知っているものは一人もいません。悲しくてたまらなくなった浦島は我を忘れて、約束を破って、玉手箱を開けました。開けると、中から白い煙がぱっと出て、浦島はたちまちしらがのおじいさんになってしまいました。

出典:屋台物語 南の巻 p.39(書き起こし・書き起こし(未校正))

桐に鳳凰/獅子 (左右脇障子・木鼻)

(P101参照)

出典:屋台物語 南の巻 p.40(書き起こし・書き起こし(未校正))

熊襲建を退治する倭建命 (後欄間)

(詳しくはP45参照)

出典:屋台物語 南の巻 p.40(書き起こし・書き起こし(未校正))

七福神①布袋 (御簾脇、左右)

幸福を招くという七体の神様のことで、だれとだれを七体組合せるかは時代によって異なっています。

七人を組合わせたわけは、「竹林の七賢人」に倣ったとか、お経の「七難即滅、七福即生」という言葉に基づいたものだと言われています。

七福神の信仰は、商業の盛んになった室町時代の終わり頃から始まり、江戸時代に入ると「七福神詣り」といって、元日から七日迄に一年の幸運を祈るため七福神を祀った寺社を巡拝することが流行したということです。

七福神−①「布袋」(ほてい)(左の下)

七福神の中でただ一人の、中国に実在した人物を神に見立てた福の神であります。唐時代の禅僧で「契此(かいし)」というのが名前ですが、その楽天的な性格や、子供達を可愛がり、常に、にこにこしていることから、一般の人々からは「布袋和尚(ホテイオショウ)」と呼ばれて親しまれていたということです。

常に、杖をもって布袋を荷ない、半裸で大きなお腹を出して福々しい顔をした姿を見た人々は弥勒(みろくぼさつ)の化身であると言って尊んだということです。(他の七福神はP47・95・101・102・119を参照)

出典:屋台物語 南の巻 p.41(書き起こし・書き起こし(未校正))

鬼を退治する桃太郎 (左欄間)

(P88参照)

出典:屋台物語 南の巻 p.41(書き起こし・書き起こし(未校正))

須佐之男命八俣大蛇退治 (前欄間)

(P26参照)

出典:屋台物語 南の巻 p.42(書き起こし・書き起こし(未校正))

波に千鳥 (腰長押)

(キャプションのみ)

出典:屋台物語 南の巻 p.42(書き起こし・書き起こし(未校正))