屋台に刻まれた物語English

屋台をめぐる / 北(三倉)

開運社 上野平

開運社(上野平)の屋台
本のスキャン(仮) 屋台物語 北の巻 扉 p.89(1993年刊)

基本情報

読みかいうんしゃ(うえのだいら)
落成年昭和58年10月
社名の由来上野平町内会の幸運・開運を祈念して命名した。
工匠安間宇太郎(森町大鳥居)
彫刻伊藤章晴(三ケ日町)
塗装記載なし
車輪村松利雄(森町仲横町)
御廉の社名揮毫甚澤万之助(森町三倉上野平)
備考建具製作は、守屋秀三(掛川市本郷)。現屋台は2代目。初代屋台は、昭和58年森町三倉中村(西宮社)へ。その後、昭和63年中村から森町中川下(厳島社)へ。現在活躍中。

出典:屋台物語 北の巻 p.90

彫刻

龍 (御簾脇、左右)

昔、中国で考えだされた想像上の縁起のいい、おめでたい生きものです。

地上、空中、水中どこにでも住み、雲や雨を思いのまま支配する力を持っているといわれています。龍が現われる時には必ず、国家におめでたいことが起こるといわれ、その時は、お祝いをし、お祭りをし年号を改めるとされています。

角は鹿、頭は駱駝、眼は鬼、うなじは蛇、腹は「みづち」、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ているともいわれ、喉もとには、一尺(約30cm)四方くらいの逆さに生えた鱗があり、ここに触れると凄まじい勢いで怒りだし、触れた者を生かしてはおかないということです。「逆鱗に触れる」という言葉はここから生まれたものです。

玉を愛し、燕の肉を好むと言い、鉄、むかで、笹の葉、五色の糸が大嫌いであるとも言います。

一口に「龍」といっても、その種類はいくつにも分かれていて、その分け方にも色々な説があります。鱗のあるものを「蛟龍」、翼のあるものを「応龍」、角のあるものを「蚪龍」、などと形によって名前が違うという説があるかと思えば、「蛟」が千年たつと「龍」になり「龍」が五百年たつと「角龍」と化し、さらに千年たつと「応龍」となるとか、年とともにその色が黄色になっていくなどと年令に応じて呼び名が変わるという説などもあります。また、中国では、指の爪の数によってその位が決まっているとも言われているということです。

龍は、おめでたい動物ということで、「昇り龍」・「下り龍」などと、森町の「武家凧」の絵にもよく描かれています。

出典:屋台物語 北の巻 p.91-92(書き起こし・書き起こし(未校正))

神功皇后と応神天皇を抱く武内宿禰 (脇障子)

(P.62参照)

出典:屋台物語 北の巻 p.91(書き起こし・書き起こし(未校正))

十二支と弁天・寿老人 (支輪)

(十二支はP.100・弁天・寿老人はP.97・34参照)

出典:屋台物語 北の巻 p.92-93(書き起こし・書き起こし(未校正))